強迫性皮膚摘み取り症の原因と症状は?唇の荒れの治し方
唇が荒れてガサガサが気になるから、余計に唇をこすり合わせてしまったり、かさぶたの部分が唇に当たって気になるから指でむいてしまったり。
やめたいと思っていても、どうしても気になって触ってしまう。
ガサガサに荒れた唇がいやで、治したいのに触ってしまうから治らない。
そんな悩みを抱えていませんか。
もしかしたら、「ただ唇が荒れているから」とか「ガサガサが気になるから」触ってしまうのではなく、「強迫性皮膚摘み取り症」かもしれません。
「どうしても触ってしまう」唇の荒れは乾燥でも口唇炎でもなく「強迫性皮膚摘み取り症」だった!?
身体の一部の皮膚を必要以上に(それこそ血がでるまで)剥いたり、むしったりしてしまう人がいるのではないでしょうか。
人前でいじるのも心象がよくないですし…皮膚はボロボロの血だらけ。
よくないと思っているのにやめられない。
そんな人を「強迫性皮膚摘み取り症」「強迫性皮膚摘み取り症候群」または「自傷皮膚症」などと呼ばれています。
具体的にどんな症状なのかを紹介していきます。
「強迫性皮膚摘み取り症」とはどんな症状?
精神的に「○○しないではいられない」という状態が「脅迫行為」です。
「強迫行為」がすべて皮膚をむしる行為ではなく、過剰に手を洗ったり、ガス栓や家のカギを閉めたかなどを過剰に確認し、日中は頭の中がそればかりでいてもたってもいられない状態の人など、脅迫行為にはさまざまなケースがあります。
「強迫性皮膚摘み取り症」の人は皮膚の一部(ささくれやくちびるなど)をむしりとってしまう症状で、血が出ても皮膚がボロボロになっても、やめようと思っていてもやめられないという状態です。
どうしても唇を触ってしまう「皮膚摘み取り症の原因」は「心」にあった?
「皮膚摘み取り症」は、思春期ごろから発症し、7割以上が女性だといわれています。
不安障害やほかの強迫性障害を併発している場合が多く、生活環境が安定していて「何もすることがない環境」に一人で放置されているという家庭環境の人が多いようです。
「強迫性皮膚摘み取り症」の人からすると「気になって仕方がない」「気になってむしり取らずにはいられない」という状況でも、
はたから見たら、暇つぶしのように手近にある自分の皮膚を、血が出るまでむしり取るという印象があるようです。
なぜ血が出るまで皮膚をむしってしまうのか?
むしっている本人も、周囲も疑問に思っています。
「ストレス」
「欲求不満」
などが原因と考えられています。
また、ストレスや欲求不満がひどい場合は
「統合失調症」
「境界性パーソナリティ障害」
なども考えられるようです。
唇を触る癖だけを直したければ、皮膚だけを治せばいいと思いますが、もし心の不調も併発しているようであれば、心療内科への受信も考えてもいいのかもしれません。
ガサガサ唇の治し方は「はちみつを塗って、触らない」が一番早い
「強迫性皮膚摘み取り症」の人が、ボロボロになるまで唇をむしってしまう理由として、「ガサガサが気になるから」というのがひとつ、あるのではないでしょうか?
「ガサガサじゃなかったらむしらなくて済むのに…」と思っている人も多いはず。
ガサガサだからとくちびるの皮膚を剥くようになってしまったとしても、むしっているとガサガサが治りません。
悪循環です。
この悪循環を断ち切るには、1度我慢をしてガサガサを治さなくてはいけません。
1度だけ我慢しきれば、あなたはぷるぷるの唇でいられるのです。
触らないように「マスク」をする
そうとは理解していても、どうしても触ってしまいたくなると思います。
そんな時の対処法は「マスク」です。
マスクをしていれば手が唇に行くことはないので
無意識に触りたくなっても安心です。
ワセリンやグリセリンなどの化学物質も、塗りたては良いですが乾いてきたらペタペタして気になって、やっぱり触ってしまうのでおすすめしません。
はちみつをぬって、マスクをして(マスクにはちみつがついても我慢)
1か月我慢しきれば、唇の荒れは治っていると思います。
ガサガサさえ治ってしまえば、剥くかさぶたがないので自然と触らなくなります。
Mai
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