ネイリスト泣かせのデザインとは?悲鳴を上げるネイル9選とその理由!
ネイルサロンに行って、ネイリストさんにデザインをお願いする際に、断られたり、難しそうにされたりした経験はありませんか?
実は、知らないうちに「ネイリスト泣かせのデザイン」を選択してしまっているかもしれません!
各ネイリストのスキルにもよりますが、ネイリストは得意なデザインを頼んであげたほうが満足のいく最高の仕上がりになります。
では、ネイリスト泣かせのデザインとはどんなデザインなのでしょうか?
9種類のデザインとその理由を紹介していこうと思います!
ネイリスト泣かせのデザイン9種とその理由!
ネイリスト泣かせのデザインは、複雑な模様だったり、どうやって表現しているか分からないような特殊な色味だったりする訳ではありません。
「複雑な模様じゃないのにどうして難しいの?」と思う人も多いと思うので、ネイリスト泣かせのその理由も紹介していきます!
ネイリスト泣かせのデザイン1:王道の白フレンチ
ネイリスト泣かせのデザインNo1は個人的に「フレンチネイル」のラメライン無しだと思います。
1番シンプルだけど、1番基本が詰まってるネイルデザイン。
何が難しいのか?ですが、
爪の長さも違う、爪の形や幅も違う、指の骨の曲がり具合も違う、初めて施術する手で「10本全部の幅と角度を合わせる」のが難しいんです。
おまけに「ラメライン無し」になると白のラインがパキっと出るので、ぼやけていたりガタガタだとすぐ目に付きます。
なので、新人ネイリストには難しい、ネイリスト泣かせのデザインでしょう。
ネイリスト泣かせのデザイン2:ぼかしのきいたニュアンスネイル
(参照:ネイルサロン「OPUS」)
画像のような色の濃いニュアンスネイルは、色味が変わると印象が大きく変わる事が多々あります。ネイルサロンによって置いている色が違うため、色が無ければ絵の具のようにジェルを混ぜて色を作ります。
そこで絶妙な色に出来るかが大きなポイントになってくるので、アートが上手いか下手かどうかではなくどれだけ「色が見極められるか」にかかってきます。
皆さんは、この画像の一番濃い部分の色を作るには何色を混ぜれば良いのか、わかりますか?
ちなみに、赤と白のもやもやの上に、真っ白と黒で細くアートを描いているように見える人も居るかもしれませんが、水色とアイボリーも混ざって居るのが分かるでしょうか?
黒に見える細く濃い色も、濃い赤紫です。
こんな感じで、1枚の画像から、何の色を使っているのかを見極めなければ、全く違った仕上がりになってしまうのです!
ネイリスト泣かせのデザイン3:タイルアート&幾何学模様
(参照:「Itnail」)
こちらは一目で、その大変さが分かるネイルデザインだと思います。
フリーハンドで直線を書く事はかなり難しいです。しかし、本当に難しいのはそこではなく…。
一番の難関は「時間以内に収めること」です。
綺麗なアートは、時間をかければ誰でも出来るんです。
しかし、サロンワークの中では今のお客様の次には、また別のお客様が待って居るのです。なので、予約時間内で綺麗に可愛く仕上げることがとても重要です。
4時間も5時間もかければ、どんなに新人でも画像のようなアートが出来ると思いますが、本当のプロのネイリストはオフ込み2時間〜3時間でこのアートを仕上げていきます。
幾何学模様のネイルデザインがネイリスト泣かせのデザインの理由は、「時間が足りないから」に尽きます。
ネイリスト泣かせのデザイン4:白やパステルのワンカラー
(参照:「ほぼ百均ネイル」)
画像を見ると、「塗りムラ」があるのが分かるでしょうか?
白や黄色やピンク、アイボリーなどのパステルカラーはこの塗りムラができやすいのです。
ジェルが多く乗っている部分と、薄い部分があればかなり目立ちます。かといって、3度塗りや4度塗りをして居るとかなり分厚い仕上がりになってしまい、爪の形も変わり不恰好になりやすいです。
均等に塗るというのが結構難しいので、ネイリスト泣かせのデザインのひとつです。
ネイリスト泣かせのデザイン5:超絶深爪ネイル
(参照」「ネイルブック」)
次のネイリスト泣かせのデザインは、画像のような超絶深爪ネイルです。
爪の先端部分より、先端の皮膚の方が盛り上がっているため、爪を削って整える際に皮膚を削ってしまいます。
また、ジェルを塗っていく段階では、指先の皮膚にジェルがはみ出しやすく、はみ出してしまうとジェルが剥がれやすくなるのでお直しやクレームに繋がるという、結構重要な問題に発展しやすいのです。
私も新人だった頃は深爪にネイルするのがすごく苦手でした。何百人と施術をさせていただいているうちに段々と慣れて、深爪の人でも皮膚を削らない方法が分かるようになりましたが、こちらも経験の浅いネイリスト泣かせのデザインというか、爪の形です。
ネイリスト泣かせのデザイン6:アニメイラスト
(参照:「NYジャピオン」)
私がネイルスクールで講師の先生に教えてもらっていた頃「ネイリストに絵心はあんまり要らない」と言われていました。
実際、フレンチネイルはラインを左右対称に綺麗に取れれば良いだけですし(それが難しいんですが)、マーブル模様やピーコックはジェルを混ぜる
「でも、唯一絵心が必要な時がある。」
「それは…アニメイラストを頼まれた時。」
・・・かなり納得しました(笑)
上の画像を見ていただければ分かると思います。これはもう説明不要ですね。
ちなみに、絵心がなくてもアニメイラストを模写する練習方法などもあります。それはまた別の記事で紹介しますね。
ネイリスト泣かせのデザイン7:敷き詰めネイル
(参照:「nail salon LUXURY」)
一本だけの敷き詰めネイル、ゴージャスな感じが出て可愛いですよね。
このデザインのどこがネイリスト泣かせなのかというと、オンの時は良いんです。
問題はネイルオフの際に、めちゃくちゃ神経を使います。
ネイルオフする際、ネイルマシンで表面を削り、オフ用の除光液みたいな薬剤をジェルに染み込ませて浮かせて取っていくのですが、これだけ敷き詰められているとマシンが当たらず薬剤が染み込まないのです。
少し削って、ネイルニッパーで1個ずつ外して、またネイルマシンで削って…の繰り返しです。
オフが終わった頃にはかなり疲れています。
ネイリスト泣かせのデザイン8:スタッズネイル
(参照:「OZネイル」)
次のネイリスト泣かせのデザインは「スタッズネイル」です。
夏になると白グラデやクリアネイルの上にスタッズ敷き詰め…なんて可愛いですよね。
しかし、こちらもネイリスト泣かせのデザインだったのです。
先ほどの敷き詰めネイルと同様、ネイルオンのときは何の苦労もありません。ただ可愛いと思うままにスタッズを置いていくだけです。
しかし。
オフになった途端、スタッズは凶器と化します。(比喩表現じゃなくてマジで)
マシンを当てていく際、摩擦熱でめちゃくちゃ熱くなります。
普通に考えて金属ですからね。
なので、ジェルの部分だけにマシンを当てて、ニッパーで外し、またマシンを当てて…という地道な作業になります。
強行突破で、マシンでスタッズを飛ばしていくというやり方もあるのですが、ネイリスト自身の顔や腕に熱々のスタッズが飛んできてマジで怖いです。
私も目に入りそうになった事があって、かなりの恐怖を感じました。
わざわざ度の入っていないメガネを掛けている人もいるほど、怖いです。
ネイリスト泣かせのデザイン9:超ロングネイル
(参照:「HARUE_Nail」)
ネイリスト泣かせのデザインの最後に紹介するのは、スーパーロングネイル!
ロングネイルをやった事がない人は「これって自分の爪?」と疑問を持つ人も多いかもしれませんが、自爪ではないです笑
スカルプといって、爪にプラスチックを付けてまるで自分の爪のように見せながらも長さと硬さを保っているのです。
なのでこの人たちも自爪の長さはみなさんと同じくらいです。
で、これの何がネイリスト泣かせのデザインなのか?というと、ロングネイルはロングネイルを専門的に取り扱っているお店があるんです。
そして、そこで施術してもらった人たちが「予約が空いてないから」って一般のネイルサロンにオフしに来た時がめちゃくちゃ辛いのです!
お客様はただいつも通りオフしてもらうだけなのですが、ネイリストからすると普通のジェルとはまた別なので経験の浅いネイリストはかなりテンパります笑
さっきも言ったように硬いんですよね。
普通のジェルより硬い。
それから、自爪との境界線が分かりにくいので、経験の浅いネイリストにオフしてもらうとめちゃくちゃ削られて爪がペラペラになります。
ネイリストもテンパってますが、お客様も大変なデメリットなので、スーパーロングネイルの人はいつものネイルサロンでやってもらった方がいいと思います!
Mai
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