エルダーフラワーの効果と効能「自然の万能薬シロップ」の作り方
エルダーフラワーとはどんなハーブか
学名:Sambucus nigra
和名:セイヨウニワトコ
収穫時期:5月と6月
支配星:金星
特性:熱と乾
医学用途:耳・鼻・喉
エルダーフラワーの花は「解熱」や「鎮痛作用」があり、昔から「自然の万能薬」と呼ばれていました。
砂糖や柑橘類と煮詰めて「エルダーフラワーコーディアル」を作り、カルピスのように水や炭酸で薄めて飲まれていました。
花と葉を主にハーブとして使用されることが多いですが、落葉の小高木です。種類も多く、世界で25種類が知られています。日本には2種類生育しているそうです。
エルダーフラワーの効果・効能は?
エルダーフラワーの肉体面への効果・効能
エルダーフラワーは、特に頭部の粘液に効くハーブとして使用されて来ました。
風邪や鼻の病気、扁桃腺、慢性的な喉の痛みや、頭部・肺からの粘液の過剰分泌に効果があるとされています。
止まらない鼻水や、喉に絡みつく痰が過剰分泌されるのを抑えてくれます。過度の粘液分泌は乳製品に対する反応であることが多く、乳製品を使わない食事を1ヶ月続けて様子を見るといいとされています。
エルダーフラワーの精神面への効果・効能
エルダーフラワーには、鎮静効果があるため、睡眠前にハーブティーとして飲むと「睡眠障害」や「悪夢の治療」に効果があります。
エルダーフラワーの伝説と神話
エルダーフラワーは、その昔にケルト族の聖なる木のひとつとして取り扱われていました。
古代のケルトでは太陽暦の13月の各月に木が割り当てられていて、エルダーフラワーは13月目の木だったそうです。
また、デンマークでは木の妖精の母、ヒルデモアがこの木に宿って守護するという言い伝えがあります。枝をひとつ折るだけでもヒルデモアの許可が必要とされていました。
ヒルデモアの許可なく枝を折ると取り憑かれてしまうとされていたそうです。
ロシアの民間伝承でも、エルダーフラワーの花は悪霊を追い払うのに効果があると言われています。エルダーの木を燃やすと悪霊が出ると恐れられ、この木を燃やすことはないそうです。
ゆりかごもエルダーの木で作ってはいけないとれていて、エルダーの木のゆりかごで赤ちゃんを寝かせるとヒルデモアがやって来て赤ちゃんの脚を引っ張り安眠を妨害すると言われています。
自然の万能薬と呼ばれるエルダーフラワーシロップの作り方
■エルダーフラワーシロップのレシピ
エルダーフラワー…小さじ2
ジンジャースライス…2〜3枚
エキナセア…小さじ1
カモミールジャーマン…小さじ1
レモン果汁…大さじ3
砂糖…1カップ
水…1カップ
■作り方
1.砂糖と水を鍋に入れ、煮溶かす。
2.ハーブを全て入れ、素早くかき混ぜ火を止めて冷ます。
3.完全に冷えたら茶こしでハーブをこす。
4.こした原液にレモン果汁を入れ、よく混ぜたら完成。
お湯・お水・炭酸水で3〜5倍に希釈して飲む。
参考文献:「ハーブ占星術」エリザベス・ブルーク著/翻訳:岡本翔子/梶原雅子
Mai
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