ネイリストの給料は安い!働きかた別の平均収入を解説!

ネイリストになって給料が安いと思っている人は、かなり多いのではないでしょうか?
「もしかしたら自分だけが安い…?」と不安に思っている人のために、ネイリストの平均給料がどれくらいなのか、ネイリストの給料が安い理由を紹介していこうと思います。
ネイリストの給料が安い理由
「ネイリストの給料は安い」
もしかして…と、思って検索してみたら、やっぱり。
私も昔、ネイルサロンで働いていて、「ネイリストって給料めっちゃ安い!!!」と肌でひしひしと感じていました。
その時に、「もしかしたら私の勤めているサロンだけ?」と思って、いろんなネイルサロンの求人を見てみました。
しかし・・・
私が勤めていたサロンはむしろマシな方で、
ネイル業界全体的に給料が安い。
なぜこんなに安いのでしょうか?
ネイルの給料が安い理由、それは「施術時間がかかるから」です。
具体的に計算してみましょう。
「ネイリストの給料が安い理由」を計算で解き明かす
朝10時開店で、19時閉店のネイルサロンだったとします。
お客様一人当たり3時間で1万円程度だったとします。
9時間、フルでお客さんを施術していたとしても1日3人しか施術できません。
売り上げは1日3万円です。
ネイリストの時給が仮に1000円だとします。
1000円×9時間で、人件費1日9000円です。
1日の利益は2万1000円しか無くなります。
1ヶ月(30日)お店を開店したとして、
2万1000円×30日=63万円/月
これだけ見ると儲かってると思うかもしれませんが、毎日フルでお客さんが来るわけではないので、もっと下がります。
そして、ここから経費や材料費、お店の賃料を引かなくてはなりません。
それからホットペッパーの利用料もかなり高いです。
ホットペッパー利用料はプランにもよりますが、月額30万〜100万円ほど。
店舗の立地や規模にもよりますが、テナント料は月額50万円ほど。
経費や光熱費などで月額20万程度。
固定費だけで100万円ほどかかるわけです。
お店の運営は事業なので、利益を出さなくてはいけません。
そこで、もっとも節約しやすいのが人件費、というわけです。
ネイリストの給料、安い順に並べてみた
ネイリストの給料が安い理由はなんとなくわかったと思います。
そうは言っても、安さの度合いが違いますよね。ネイリストはネイリストでも、どの働き方が一番給料が安いのでしょうか。
お給料安い順に並べてみるという、少し鬱になる事をやってみました…苦笑
アルバイト
ネイリストで給料が一番安いのは、いうまでもなく「アルバイト」でしょう。
ここで多くのネイリスト志望者がふるいにかけられて辞めていきます。
時給は最低賃金〜900円くらい。
ちなみに研修期間は3ヶ月ほど無給です。
お客さんが入っていない日は「早く上がって」と言われるので、
月給にすると9万〜11万円ほど。
正社員
正社員になると、月給制+雇用保険がつきます。
平均月給は14万円〜19万円
なお、残業代は出ません。
ついでに、私の職場では有給取得率0%でした。
ネイルショップの店員
ネイリストの給料が安いうえに、サロンワークは結構ハード。
サロンワークに疲れた資格持ちのネイリストが、ネイルショップの店員をやる場合が多いようです。
月給は17万円〜23万円+社会保険つき。
ちょっとマシになってきましたね。
ネイルサロン店長
ネイルサロンの店長は、やはり少しだけ高く
月給20万〜28万円程度。
しかし、サロンの売り上げ責任やアルバイトのシフト管理、
店舗全体の管理と、クレーム時の責任を全て負う事を考えると
仕事内容と責任に対してめっちゃ安いと思います。
ネイルスクール講師
ネイルスクールの講師になるには、「認定講師」というネイルの資格の中でも、もっとも難しい資格を取得しなければなりません。
1年間みっちり練習して、講師とのコネを作って、筆記試験と技術試験、面接まであります。
そこまでやって、
時給1200円。
平均月給25万円〜30万円程度。
これも、ネイリストの中では高いほうですが、資格を取得するまでの大変さと金額が見合っていないと思います。
独立して個人サロン経営
個人サロン経営は、この中では一番稼げる項目とさせていただきました。
全てが自分の利益。
全てが自分の裁量次第。
平均月給は30万〜40万程度だそうです。
しかし、自分に技術と集客力があれば、の話。
技術のないネイリストでは個人サロンを開くのは難しいため、一旦はネイルサロンで修行を積んでからの方がいいです。
ネイリストの給料だけが安いのではない「美容業界の闇」
ネイリストの給料が安いのは、もはや業界的なものだと思って割り切るしかありません。
同じ美容業界の例として、美容師が挙げられます。
美容師の平均月収はなんと14万円程度だそうです。
これも、先ほどの収益計算と同じような理由で、美容室は一人あたりの時間がかかりすぎるからだと思います。
他にも、エステサロンや脱毛サロンなども結構厳しいところが多いとか。
もはや、美容業界全体が闇に染まっているのではと思います。
Mai
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