ネイリスト未経験から検定1級取得まで最短で上達する方法と私が練習した事
「ネイリストって未経験でもなれるの?」とか、「資格はなくてもネイリストになれる?」とネイリストに興味のある友人によく聞かれます。
ネイリストになるなら検定資格も取りたい!という人も多いと思うので、今回はネイリスト未経験からプロのネイリストになるまで、私がやって来たことを紹介していこうと思います。
ネイリスト未経験だった私がネイリストを目指したきっかけ
私は、昔から絵を描くことが好きだったので、そういう仕事に就けたらいいかもという気持ちが心の片隅にありました。
ただ、「趣味を仕事にするのはダメ」ってよく言うじゃないですか。だからちょっと踏み出せない部分があって、イラストレーターのお仕事とか、漫画の仕事とかに応募した事はなかったんです。
そして、社会人になってから初めて勤めていた事務職を「このままここにいても成長は無い」と思って、次に何したいとかは特に決めず辞めました。
ハローワークから失業手当てを貰いながら決めようとか、ちょっと社会をナメたをことを考えていたんです…(スミマセン)
失業手当を受給するためには、月に1度ハローワークに求人検索に行かないとダメで、そこでたまたま職員さんに「職業訓練にこんなのもありますよ」という紹介を受けました。
紹介された職業訓練の中に、HP制作とか、事務系の職業訓練、介護、アロマテラピー、ネイルなどがありました。
HP制作は興味ないし、事務系はやってたからもういいし、介護は給料安いって有名だし、アロマテラピストって資格とっても就職先どうするかよく分からなかったので、ネイルに興味を持ちました。
職業訓練に行けば毎月ハローワークに通う必要がないと知り、タダで学べてお金も貰えてハローワークに行かなくてよくて…最高じゃん!と思って職業訓練の申請をしました。
つまり、私がネイリストになりたかった理由は…
なんとなくです。
…しかし、この選択がのちに過酷な人生の分岐点になります笑
ネイリスト未経験でもネイルサロンで働ける事に驚きと戸惑い
職業訓練校に通う事になった私が、まず驚いたのは「ネイリストは国家資格じゃないから資格が無くても働ける」という事。
正直最初は、へーそうなんだ。くらいにしか思ってなかった。
しかし、生徒同士でお互いペアになって練習を初めてから、その恐怖に気づく事となるのです。
ネイリスト未経験者に爪を抉られる恐怖
通常、マニキュアを塗って落とすときは除光液を使いますが、ジェルネイルを落とす時は除光液では取れません。
なので、ジェルの表面を削って薬剤が染み込みやすくするんです。
そこで削りすぎると生爪を削ります。
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ネイリスト未経験だとどこまでが自爪で、どこまでがジェルネイルなのか分からないんですよ。
実際、私も最初は判断がつきませんでした。
元々、私は爪が硬くて分厚い方で、爪が割れることなんて無かったのですが職業訓練校でお互いに練習台になる際に削られ過ぎてぺらぺらになりました。
人体の一部に触れるのに、無資格未経験でも働けるってめっちゃ怖い。
ネイリスト未経験から最短で1級検定&ジェル検上級を取得するにはスクールで練習より「サロンワーク」
職業訓練校でネイルの練習を、毎日みっちり6時間×4ヶ月やりました。
職業訓練校に居る間に、ちょうどネイリスト技能検定が開催される日程があったので3級を受験して、合格もしました。
でも、検定に合格したからといって、ネイルサロンで働けるだけの技術が身についたかというと、全然身についてない。
なぜかというと、今のネイルサロンの主流はジェルネイルだというのに検定はネイルケアとマニキュアだから。
ネイリスト技能検定3級持ってるからプロとか全然そんなことないんです。
ちょっとマニキュアが綺麗に塗れるただの素人です。
ネイリストの資格は2種類「ネイリスト技能検定」と「JNAジェルネイル検定」
ネイルの資格ってなに?という人も居るかもしれないので、ここで少し、検定の説明をしていこうと思います。
(厳密にはもう1種類ありますが超マイナーなやつなので省きます)
ネイリスト技能検定1級・2級・3級
ネイリストとしての主流な検定。
筆記試験と実技試験があり、3級→1級と難度が上がっていく。
3級:ネイルケアとマニキュア、簡単なネイルアート2級:3級の内容+リペア(爪が割れた時に補強する技法)1級:2級の内容+スカルプでの長さ出し+3Dアート
試験内容を見ていただくとわかるように、ジェルは一切使いません。
ただ、1級の検定は表面を削ったり、爪の表面の形を整えたりする作業が出てくるので、ジェルオフの際に削り過ぎるという事が減ります。
ぶっちゃけ2級までならちょっと練習すれば誰でも合格できるレベルです。
なので、検定2級持ってるネイリストだから安心とかはないです。
JNAジェルネイル技能検定上級・中級・初級
そしてこちらは時代の流れに合わせて作られた検定。
先ほどお伝えした通り、ネイリスト技能検定ではジェルは使用しない、でも今のネイル業界の主流はジェルネイル。
じゃあそっちの検定試験も必要だよねってことで。
こっちは割と実践的かな?という内容。筆記試験と実技試験、両方あります。
初級:ジェルオフ+カラーリング+アート1本中級:ジェルオフ+ジェルで長さ出し(1本)+カラーグラデーション(4本)+フレンチネイル(5本)上級:ジェルで長さ出し(3本)+ネイルチップとジェルで長さ出し(2本)+お花のアート(1本)
こちらの試験で上級まで取得しているネイリストなら、基本的になんでも任せられると判断してもいいと思います。
スクールで練習とサロンワークでの実践はどう違うのか?
スクールで練習するだけじゃ上手くならないの?と思うかもしれませんが、上手くはなります。
ただ、上手くなるスピードはかなりゆっくりです。
何が違うのかというと、
スクールだと自分一人で練習するか、練習させてもらえる人を自分で連れて来なくてはなりません。
平日昼間から3〜5何時間も練習に付き合ってくれる人なんてほとんどいませんし、時間は空いてるけどネイルが駄目な職場だと断られたりします。
仲のいい友人に運よく付き合ってもらえたとしても何回も頼むのはかなり申し訳ないです。
職業訓練校の同期の友人は、時給千円とかでジモティーで募集していました。
そのくらいモデル探しが大変なんです。
そうなるとほぼ自分の手でしか練習できません。片手でしか練習できないと練習にならないんですよ。
実践は10本しないと駄目なんで。
なので、検定に受かってからネイルサロンで働く!とか悠長な事を言って居ないで、ネイルサロンで研修させて貰った方が近道です。
ネイルサロンだと、新人専用に格安メニューを置いてるサロンも多いです。
かなり割安な代わりに、新人が担当しますっていうメニューがあるんですよね。あれをやらせて貰った方が上達が段違いです。
あと、色んな人の手を施術させて貰うことによってケースバイケースの対応が身につきます。
この手の形だとこの爪の形が合うとか、この肌の色だとこの色が合うとか。
アートもやらせて貰えるなら、色んなアートを頼まれるので自分の中の引き出しがめっちゃ増えます。
やり方が分からなければ聞ける先輩や店長が居ますし。
なので、本当にネイルが上手くなりたいのなら、資格の取得よりも先にネイルサロンに勤める事です。
これは断言できます。
ネイリスト未経験からプロのネイリストになるのは大変だけど楽しい
ネイリスト未経験から練習して、ネイルサロンに飛び込んで、練習して、プロになっても日々練習して。
日々新しいデザインや技法が取り入れられるネイル業界では、どれだけ上手くなっても日々練習です。
終わりなんてない。
でも、それが楽しい。
美容が好きなだけじゃなくて、自分磨きが好きな人じゃないとできないと思います。
ある意味、ストイックじゃないとプロのネイリストになれないと思います。
事実、1級ネイリストや、ネイルサロンの店長、ネイルスクールの講師の人はみんな人間としての芯が一本通った人が多く、かなりストイックです。
(気が強いとも言う…笑)
凄く大変な事も多いですが、奥が深くて、追求しようと思えばどこまでもできるので、そういうところはとても楽しいです。
これからネイリストを目指す人の参考になればと思います!
Mai
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