ブラック企業で「評価されない」「モチベが上がらない」そんな時に読む記事
どんなに頑張っても正当に評価されず頑張る意味がわからない。精一杯頑張っているのにもっと頑張れと底無しに求められ、どこまで頑張ればいいのか…ゴールが見えなくて辛い。
一生この生活が続くのかと思うと絶望する。
もう頑張る意味がわからない。
私もそんなことを感じていたひとりでした。
そして気が付いたんです、「人間としての扱いじゃないなあ」って。今回は、そんな私の体験談と、その経験から出た結論をお伝えして行こうと思います。
【結論】評価されないフィールドでは頑張っても無駄
「自分がもっと頑張ればいつかは評価される」と思っていませんか?
残酷な答えをお伝えしましょう…。
【いつか評価されるなんて絶対にあり得ない】です。
あなたが現在、正当に評価されないと感じている環境では、評価される日なんて永遠に来ないです。
それは何故か?
「相手はあなたを苦しめている自覚がない」のです。
それどころか、
「あなたのため」だとまで思っている。
なんとも無神経で、傲慢で、おこがましい話ですが、どうやら本当なんです。
詳しく説明して行きます。
相手は、あなたを苦しめている自覚が全くない
あなたがどれだけ辛い、苦しいとアピールして、どれだけ相手に分かってもらおうと思っても相手には絶対に届きません。
それは何故か?
相手は自分のことが絶対的に正しいと思っているからです。
その自信と傲慢さはどこから来るのか本当に不明ですが、自分の思うことは絶対で、自分と違う意見を持つ人をおかしいとさえ思っています。
ドラマとかでよく「話せばわかる」なんてセリフがありますが、
持ちうるだけの伝える努力をして、どれだけ時間をかけて話しても伝わらない人間は一定数いる。というのが私の人生で得た学びです。
「理解してもらおう」なんて、まだ思っているんですか?
相手への「期待」なんて捨ててください。
だって「わかり合えない」んですから。
余程のことがなければ人を変えることはできない。
しかし、自分が変わる必要はない。
じゃあ、わかり合えなくて当然ですよね?
「アナタのため」だと思っている
「どうしてこれが出来ていないの?」
「なぜこんなことにも気づかないの?」
「あれはどうなった?」
「もっと気を配れ」
色々言われているとは思いますが、口うるさい人がよく言う免罪符。
「あなたのためを思って言ってるんだよ」
・・・いや、そういうのは良いんで。
あれ、ただの免罪符かと思っていたのですが、どうやら本心のようです。
きっと、初めのうちはただの免罪符として使っていた言葉が、何度も何度も繰り返すうちに自己暗示のような状態になり、いつしか心の底からそう思うようになったのでしょう。
・・・いや、そういうのは結構なんで。ホントに。
超絶ブラック企業に居た私の経験談
かく言う私も超が付くほどのブラック企業に居た経験があります。
今だから「あんな事もあったなあ」と振り返って、珍しい体験をしたものだと笑えますが、当時は本当に病みました。精神科デビュー。
ホントに笑えない。
ブラック企業体験の先輩から言わせていただきますが、あなたが現在ブラック企業に勤めていて苦しい日々を送っているなら、
精神がおかしくなる前に逃げてください。
心身ともに健康であってこその命です。ただ生命維持活動が出来ているだけでは、何のために生きているかわかりません。
ついに我に返る!「このままこの会社に居たら殺される」
毎日毎日、なじられ、罵声を浴びせられ、帰宅も日付が変わるギリギリ。
精神も肉体も限界で、帰宅して深夜2時頃にお風呂に入っていたら、急に吐き気がしてきて、耳鳴りも酷くて真冬なのに耳元で蝉が鳴いているくらいうるさくて。このままお風呂に居たらやばいと思って何とかバスルームの扉を開けると、目の前が真っ暗になって倒れました。
倒れた拍子に床でどこかを打ったらしく、明け方に目覚めたら床が血の海に…。ふらつきながら鏡で出血元を探すと、顎がぱっくり割れていました。
そんな時でもまず頭をよぎったのが「今日の仕事どうしよう」「職場に連絡しないと」「上司に怒られる」「こわい」でした。
本当にどうかしていました。
とりあえず血を拭いて、携帯で時間を確認すると朝5時。上司に「めまいで倒れてひどい怪我をしたので今日は病院に行ってから出社します」と連絡。(この連絡の仕方も今思うとおかしくて。休みますって言えませんでした…)
そして朝7時頃に、上司から連絡。
「わかりました。出社は12時半くらいかな?」
ここで私は、ようやくハッとしました。
「大丈夫?の一言もないんだ。このままここに居たら会社に殺される。」
「努力」なんて、「無駄」
私がどれだけ頑張って、どれだけ成果を出したところで「じゃあ次の目標は今回の2倍で!」と平気で言ってきます。
人間としての生活も、私生活も、友人と遊ぶ時間も、女としての身だしなみを整える余裕すらなく頑張って成果を出しても、次は2倍。2倍頑張れと言われるのです。
女も人間もやめて、次は何をやめれば2倍の成果が出せるんですか?
愕然としました。
「お疲れさま!」とか「よくやった」の一言だけでもあれば、これまで通り全てを投げ打って取り組めたかもしれません。
終わりのない、底なし沼にのまれたような気持ちになりました。
「なんか…疲れたな」
生きることすらやめたくなりました。
あなたの人生を「一生」そこに費やせますか?
我にかえって、よくよく考えました。
「いつまで働けばいいんだろう…」
当時、26歳だった私。
恋人なし。一人で生きていく可能性あり。
日本の定年退職は60歳。
あと34年。
今まで生きてきた年数の倍よりさらに働く時間が残っている。
先の見えない長すぎる労働に絶望しました。苦しい。
そう考えると、一生はこんな所に居られない。
一生は居ないなら「いつか」は辞める時がくる。
「いつか」が「今」でも良いんじゃないか?
正当に評価され、人間として、社会人として「生きがい」を見つけられる場所に行こう
死んだように生命維持を続けているだけの機械だった私。
辞めてしばらくは精神のお薬を手放せませんでしたが、普通の企業に転職し、今では普通に暮らして居ます。
人間らしく生きられるって素晴らしいです。
今の仕事は、頑張れば評価してくれてお給料に反映されます。素晴らしいです。ありがたいです。
自分の時間ができ、恋人もできました。
ブラック企業から離れると良いことばかりです。
あなたも、正当に評価されて人間としての扱いをきちんと受けられ、社会人として仕事への楽しみだとかやりがいを見つけられると良いですね。
Mai
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